前オーナー様から国内工房製(松○工房製)として購入しました。
80~90年代製だと思われますが、詳細は不明です。
ボディトップは無垢のフレイムメイプル、ボディバック、ネックはホンジュラスマホガニー、
指板も黒く良質なマダガスカルローズが使用されています。
特にマホガニーは全盛期の80年代トーカイを思わせる良材が使用されています。
トップのアーチ、ディープジョイントも精度が高く、ラッカー塗装も非常に薄いです。
重量は4076g。
ホンジュラスマホガニーとアフリカンマホガニー(カヤ)の見分け方はとても難しいのですが、
ある程度本数を見ていると特徴が分かってきます。
前オーナーからホンマホだと聞いている
他のホンマホ使用の機種と木目が酷似している
上記内容からホンジュラスマホガニー製で間違いないと思います。
ネックシェイプは60年代風の細いテーパーです。
ネック、フレット共に状態は良く、ロッドも左右にしっかり効きます。
局部的なフレットの減りや音詰まりはありません。
PUは80年代初期のダンカン製の59であると思われます。
初期の品はベースプレートにダンカンのブランドロゴがありませんが、
59のシールとスクエアウィンドウの形状、ボビン保護のテープの巻き方からダンカンと判断しています。
その他の電気系は全て国産のものであると思われます。
ブリッジはゴトー製、テイルピースはメーカー不明のアルミ製です。
メイプルトップはいい感じにウェザークラックが出ています。
また、トップ、バックともに傷や打痕はあります。
ネックは磨きのためか一部塗装が薄くなっています。
ヘッドのロゴはインレイではなくデカールです。
仕上げは間違いなくプロの仕事ですが、
本家の仕様をご存知の方であればフェイクであると気づくことが出来ると思われます。
サウンドについて
レスポールとしては若干軽めで、アルミテイルピースのため、どちらかといえば軽快なサウンドです。
イメージ的には最近のヒスコレに近い感じでしょうか。
低音弦もカランカランという感じで鳴ります。ES-335のようなニュアンスすら感じる鳴りです。
アルニコ5であると推測されるダンカンの59と組み合わせでアタックが気持ちよく、クリーントーンの爽やかさが際立ちます。
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