87 シボレー K5 BLAYZER 4x4

87’CHEVROLET K5 BLAZER SILVERADO

1987年に製造され、ヤナセにより新車として日本に輸入された、希少な一台。

当時、恐らくかなり高価であったであろうこんなアメリカンSUVを新車で購入したのは、どんな人だったのだろうか。

そんな希少なディーラー車をレストア、リメイクしました。

ヤナセディーラー車ならではのガンメタ/レッドのツートンカラーは、ガンメタの色味をアレンジしてリペイント。

リフトアップされていた車高は、新品リーフをUSより輸入しノーマル車高へ。

もちろんショックも交換。

ウィールはミッキートンプソンクラシックに、BFグッドリッチオールテレーンタイヤの組み合わせ。

室内はクリーニングの後に
ダッシュ張替え
シート前後張替え
によりリフレッシュ。

5.7L　V8　TBIエンジンは各センサー、モジュール類からインジェクター、メインECUまで交換。

（キャブ仕様にも変更可能）

乗り心地？燃費？

最近の車と比べたら、はっきりいって悪い。

燃料だって喰う。

（それでも国産フルサイズミニバンと変わらないくらいだが。）

しかし、この車でしか体感できない世界がある。

そう、やわな現代の車では味わえない世界が。

シートに座りキーを捻れば、目を覚ますV8エンジンのサウンド。

乗るだけで自然とテンションが上がる、そんな車だ。

ゆっくり走り出せば、いつもの退屈な道も景色が変わって見えるだろう。

オンロードでは少々硬く感じる足も、オフロードでは不思議と馴染む。

この年代が、古き良きアメ車を感じられる最後のモデルかもしれない。

１ナンバー貨物登録なので、維持費はさほどかからない。

自動車税は年間２万円以下だ。

28年前のアメリカ生まれ、ワイルドに乗りこなしてほしい。